ココロ磨き24時
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<鏡の法則>

ある日のこと、さおりさんは電車に乗ろうと駅まで急いでいました。
大事なセミナーに遅刻しそうだったのです。

駅についたら、もうすぐ電車が出発するところ。

「駅員さん、○○行きの電車はどっちですか?」
「こちらです」

さおりさんはあわてて乗り込みました。

…ほっと一息ついたのもつかの間、何か様子がおかしいことに気づきました。
「逆方向!?」
駅員さんに間違えて教えられてしまったのです。
セミナーにも、完全に遅刻…

「何で駅員さんが間違えるのよ~!!いい加減なこと言って!!」
さおりさんはその日の日記に怒りをぶつけましたが
スッキリしないままベッドに入りました。
その横では、3歳になる娘のマコちゃんがスヤスヤ眠っていました。

その翌日も、さおりさん、また同じようなことがありました。
別の駅で、違う駅員さんに、逆方向の電車を教えられてしまったのです。

「またいい加減な…」
そう思いながらも、さおりさんは
「これは何か気づくべきメッセージだな」と感じました。

「鏡…?」

セミナー

「周りの人や出来事は自分の心を映す鏡です」
と、ずっと勉強していたのです。

「もしかして、私も駅員さんと同じようなことしてるってこと…?
…あ!」

その数日前に、マコちゃんから
「ママ、ふんふんじゃないよ!私のお話ぜんぜん聞いてくれてない!」
と言われていたのです。

「そんなことないよ、ちゃんと聞いてるよ」
でも本当は、何かをやりながら適当な受け答えをしていました。

駅員さんと同じように、自分も
「いい加減な受け答え」をしていたのです!

そしてそのことで
マコちゃんにとてもさみしい思いをさせていたことに気づいたのです!

さおりさんは離婚をしていて
マコちゃんは朝から夕方まで保育園に預かってもらっていました。

その上、保育園から帰ってきた後もママにちゃんと話を聞いてもらえない…と
訴えるマコちゃんの寂しさを、さおりさんは身体いっぱいに感じました。
涙があふれ出てきました。

数日前にはマコちゃんに直接言われていたのに、
「そんなことないよ。聞いてるよ」と言って
マコちゃんのメッセージをちゃんと受け止められていませんでした。

そのことを、あんなに頭に来ていた「駅員さん」が教えてくれたのです。
それも2度も!

さおりさんは「セミナーで勉強していて、本当によかった」と心から感謝しました。

その夜のこと
「ママ! 今日ね、こんなことがあったの!」
「なになに教えて!…うんうん、それで…?」
いつまでもいつまでも、楽しいお話が尽きることはありませんでした。
それからは2度と「違う方向を教えられる」ことはなくなりました。


「周りの人や出来事は自分の心を映し出す鏡です」
そう言われても、なかなか信じられない方もいらっしゃいますよね。

そんな方には、こんな風に考えてみて頂けたらと思います。

あなたが、明るくて清潔感のある「Aさん」を好きだったとします。

その時、あなたには
明るいことや清潔感のあることを「いいこと、価値のあること」と思う気持ちや心がある、
ということですよね。

この時、Aさんは
「明るさや清潔感が価値があると思っているあなたの心」を
そのまま映し出している、とは言えないでしょうか?

これは「人」ではなく「出来事」でも同じですが、それが
「周りの人や出来事は自分の心を映し出す鏡」
ということなのです。

「…だとして、それの何がいいの?」
と思われるかもしれません。

このお話のように、周りの人や出来事から、自分自身がより望む姿や将来を創造できる
ヒントをもらえるようになるのです!

ところで、あなたはお出かけ前やお化粧など、より自分をキレイにしようとする時
「鏡」を見るのではないでしょうか?
もし顔に汚れがついていたら、それをとってキレイにしてからお出かけしますよね。

それと同じで、周りの人や出来事を鏡にして、自分をキレイにできるんです。

そんなこと信じられない、って?
そうですよね。わかります。

ただ、日本には昔から、それを証明する「ことわざ」があるんですが、わかりますか?

そうです。「ひとの振り見てわが振り直せ」です。

現代のようにいろいろな便利グッズがなかったと思うので、
昔の人は「知恵」を使って毎日を豊かに暮らしていたことでしょう。
なので「周りの人や出来事は鏡」という「鏡の法則」も活用して
豊かに幸せに過ごしていたんじゃないかなと思います。

「法則」はずっと昔から現代にいたるまで普遍的なものなので
もちろん、現代のあなたも活用できます。

お話の中でさおりさんがしたように
「わが振り」を振り返って、直せばいい、と言えます。

駅員さんの何に一番腹が立ったのかを自分自身に問いかけて
それと同じようなことを自分がしていないか
振り返ったように。

他人にだけとは限りません。
自分自身にしている、ということもあります。

「どういうこと?」と思ったかもしれません。
そんなあなたは、例えば、自分の本心にフタをしているということはありませんか?

「これをしたら周りに迷惑がかかるから…」
と、本心の声に聞こえないフリをしていたり。

それが「誰か大切な人に、自分の言いたいことを聞いてもらえない」
という現実になって映し出される、ということもあります。

そんな時でも、丁寧に自分を振り返って(鏡を見て)、自分の姿に気づき
望む未来を創造する思いや行動に修正することで
誰にも迷惑がかからずに、むしろ自分も周りも幸せになりながら、
心から望む自分や未来を引き寄せることができるのです。

※このセッションのまとめ

周りの人や出来事が自分を映し出す鏡、というのは普遍的な法則である。
この法則を使って自分の望むように現実を好転させることができる。

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