ココロ磨き24時
- 12Lessons -

<人生の本質は幸福にある>

「どうして私の人生、こうなんだろう?」
雅子さんは、打ちひしがれていました。

好きになった人に告白しては振られ、を何十回と繰り返していました。

仕事でも、好きで入った会社で、理想と現実のギャップに苦しみ、
うつのようになって、働けなくなってしまいました。
仕事を変えても、なぜか同じことの繰り返し。

だからといって、ただ何もしなかったわけではありません。
何か現状を打破するものはないかとずっと探しては、
実際に試し続けてきました。

でも何をやってもうまくいかず、ついには
「人生なんて元々不幸なように出来てるんだ。
それなら、本来、人生は不幸なものなんだ、と思って生きてみよう。
そうすれば、あとは上がるだけなはずだ」

本気でそう思って、何年も暮らしてみました。

…ですが、期待に反して、さらに人生真っ暗闇になってしまいました。

苦しくて苦しくて、それでも何とかしたいと思い、
何かないかと思って本やインターネット、TV等、探し回りました。

そんな中、ある勉強会のサイトで、心に引っかかる言葉がありました。

「人生の本質は、幸福にあります」


そんなわけないでしょ!と思いつつ、
でも無視できない力を、この言葉に感じていたのです。

雅子さんは決めました。
「考えててもしょうがない。行って話を聞いてみよう!」

運よく1週間後に勉強会があり、参加しました。

会の最後に、質問しました。
「人生の本質は幸福にある、って、何で言えるんですか?」

「そうですよね。普通はなかなかそうは思わないし、思えないですよね。
では、ひとつお聞きしますが、あなたは、
心地よいと不快、あるいは、安心と不安だったら、
どちらがいいですか?」

「それは、心地よいとか安心の方がいいです」

「そうですよね。
それで、そちらを選ぶんだとしたら、
そちらが本質だと思った方が自然だと思うのですが、いかがでしょう」

講師の方は、雅子さんに優しく語りかけました。

雅子さんは、体に電流が走るような感じがしました。
人生は元々が不幸なんだと思って生きていたのを、
見られていたような感覚になったからです。

「プリズムってありますよね。
光を通すと七色に分かれる。
あれも、元々の光は七色ではないですよね。
私たちが何かものごとをとらえているのも、
あれと同じなのです。
私たちは、いわば、先入観や固定観念という
プリズムを通してものごとをとらえている、
と言えるのです」


それまでいろいろ学んできた雅子さんには、わかりました。
「本当は幸せなことのはずなのに、
自分の先入観でそうじゃないものに見えてしまっていたんだ」ということが。

それを言ってくれてるんだ、と。

「この考え方を、自分のものにしたい…」

講師のお話を聞きながら、雅子さんは静かに、心に決めました。
その時、心に一筋の光が差し込んできたような感じがしました。



「人生ってイヤなことばっかりだなぁ。
生きてることに何の意味があるのかなぁ」なんて
思ったことはありませんか?

実は私自身、ずっとそう思っていました。

なので、「人生の本質は幸福にある」と初めて聞いた時
「ウソでしょ?どこが?」と思ってしまいました。

でも、お話にも書いたように「心地よいと不快だったら…」の話を聞いて、
確かにそうだな、と頭では思いました。

でも、疑い深い私は
「頭からそう思い込むということですか?不幸と感じることでも。
幸せなことだと思い込めということですか?」と尋ねました。

すると、こんなふうに丁寧に答えてくれました。

「そうではありませんよ。
不幸だなと感じる出来事が起こった時、
その時の自分の感情を丁寧に精妙に観てあげるのです。

そうして自分の内面を掘り下げていくと、
そのことについて、ある先入観や固定観念を持っていることに気づけます。

この先入観や固定観念のことを価値観と言っていますが、
その価値観ごしにものごとをとらえていたから、
不幸だと感じていたんだな、と気づけるようになります。

こんな価値観もういらない、手放したい、と自然に思えてくるのです。

そんな、価値観に気づけて手放す、という体験を何度も積み重ねていくと、
人生の本質は幸福にある、と自然と思えてくるようになります」と。

そして、自分で実際に体験し、
それを積み重ねれば積み重ねるほど、本当にそうなんだな、
人生の本質は幸福なんだな、と実感でき、確信が深くなりました。

そして、その確信が深くなればなるほど、生きやすくなりました。

一見、怖いような、ドキッとするような体験をしたとしても、
これも幸せへと続く道なんだと、心から思えるようになったからです。

何度も体験しているので、「そう思おう」という思い込みではなく、
本当にそうなんだと自然に思えるのです。

また、何かでちょっとネガティブになった時でも
「あれ、ちょっとおかしいぞ」と思って、
すぐに幸せな気持ちに軌道修正ができるようになりました。
「幸福が本質なのに、今、幸福な感じじゃない、何かズレてる!」という
幸せキープセンサーみたいなものが敏感に、感度良好になるんですね。
ちょっとの不幸せ感も見逃さないぞ、みたいに。

「人生の本質は幸福にあります」という柱がバンと自分の中にできあがることで、
文字通り、毎日が本当に豊かになってくる。


そう信じられなかった私が、今一番、こう実感しています。


※このセッションのまとめ

自分に向き合って「人生の本質は幸福にある」と腑に落ちるようになると、
何かあってネガティブな感情になっても、すぐ立ち直れるようになる。

このレッスンを読んだ方はこちらもよくお読み下さっています。(関連セッション)