ココロ磨き24時
- 12Lessons -

<信念の力が世界を変える>

卒業して約20年、高校の同窓会に初めて出た伸行さんは、
とても楽しいひと時を過ごしていました。

中でも一番気が合ったのは、高校の時はあまり話もしていなかった君子さんでした。

家も近くだったり、独身で母親の介護をしながら二人暮らし…など、
共通点も多く、話が合ったのです。
そして、高校時代の思い出に、話が弾みました。

翌日、伸行さんは
「昨日は楽しかったですね。今度デートしませんか?」
とメールをしました。

OKでした。

その3日後に会った時も、話は盛り上がり、
それから二人はデートをする仲になりました。

そして1か月後、伸行さんは結婚を申し込んだのです。

君子さんは突然のプロポーズに戸惑いました。

「ごめん。私、結婚は考えてないの。このままがいいんだけどな…」
結婚すると自分の母親の世話をする時間が限られたり、
いろいろと煩わしいことがあると思ったのです。

でも、伸行さんは諦めず、会うたびに気持ちを伝えました。
「どうしてもこの人と人生を共にしたい」という強い気持ちがあったのです。。

それに、願ったことは叶う、という信念がありました。

伸行さんには、小さい頃からある習慣がありました。

「決めたことは必ず果たす」
という習慣です。
トイレ掃除や靴を揃える、といった小さいことから、仕事のことなど大きなことまで、
毎日コツコツと、自分の決めたことを果たし続けてきました。

やがて
「自分が願ったことは必ず叶うんだ」
という強い確信や信念が持てるようになりました。

そして実際に、願ったことは必ず叶えてきたのです。

一方、君子さんは人生で初めて受けたプロポーズに、気持ちは嬉しかったのですが、
一歩踏み出す勇気が持てずにいました。

そんなある日、君子さんのお母さんが急性くも膜下出血で倒れ、
緊急手術が必要になりました。

君子さんの元には、友達から励ましの電話やメールがたくさん届きました。

でも、不安や心配が募るばかりでした。

そんな時、伸行さんが病院に駆けつけました。

「もうどうしていいかわからない…」
泣き崩れそうな君子さんに、伸行さんは言いました。

「落ち込んでばかりじゃだめだよ。もっとしっかりしなきゃ」

君子さんはハッとしました。
友達は皆気遣う言葉をかけてくれましたが、
伸行さんだけが喝を入れてくれた感じだったからです。

「頼りになるなぁ…」
君子さんは前向きな気持ちを取り戻しました。

そして、お母さんの手術は成功し、無事に回復していきました。

運命を感じた君子さんは、ついに結婚を決めました。

新たな幸せをつかんだ君子さんは、お母さんのこともみながら、
新婚生活を楽しんでいます。

その横には、伸行さんの、あたたかく頼もしい笑顔が、いつもありました。



「信念を持てばいい、って、頭ではわかるよ、でもそれができないから苦労してるんだよ…」
そのお気持ち、すごくよくわかります。
実際、私もそうでした。

さて、そもそも信念とはどういうことでしょうか?

漢字では「今の心を信じる」と書きますね。
今の自分の心を信じる、ということでしょう。

どうやら「自分を信じる=自信を持つ」につながっているようです。

「それがまた簡単じゃないんだよ」という声が聞こえてきそうです。
そうですよね。よくわかります。

さて、なぜ自信を持つのが難しいのでしょうか?

その前に一つ質問です。

もしあなたの友達があなたとの待ち合わせの時間に何度も平気で、大幅に遅れてきたり、
「○○するね」と、あなたと約束したことを何度も何度も平気で破るようなことをしたら、
あなたはどう思うでしょうか?

これからも安心して、その友達を信じていけるでしょうか?

なかなか難しいんじゃないかと思います。

自信がない(自分を信じられない)というのもこれと同じなのです。

あなたは、お正月の元旦に「今年はこれを達成する」と決めたのにできなかった、
ということや、
休日に「今日は部屋のお掃除をしよう」と決めていたのにできなかった、
という経験はないでしょうか?

もしあるとしたら、そのひとつひとつが、
自分との約束を守れていない=自分の信頼を失わせている要因だ、
ということが言えます。

「そんな小さなことで…よくあることじゃない?」と言いたくなるかもしれません。
そのお気持ちも、すごくよくわかります。

ただ、もし、大幅に遅刻してきた友達にあなたが何か言った時に、
そんなふうに言われたら、どうでしょう?

あなたと約束をした「あなたの中にいる、もうひとりのあなた(自分)」は、
いつもそんなふうに言われて、
そんな扱いを受けている可能性が高い、と言えるかもしれません。

いつもそんなことを言ってくる「あなた」を、信じたいと思うでしょうか、ということです。

では、もし自分への信頼を失っていたとすると、
それを取り戻すにはどうしたらいいでしょうか?

できない約束はしない
した約束は必ず守る

友達関係でも、そうですよね。

大きなことからじゃなくていいんです。
友達関係だって、大きなことを果たさなきゃその友達を信じない、
っていうわけじゃないですよね。小さなことからでいいんです。


コツコツ果たしていくことで、それが確実な成功体験になって、自信がついて、
今の心を信じられる自分になって信念が強くなって、
ひとつひとつ、世界を変えられる自分に、自分自身を育てていくことができるのです。

※このセッションのまとめ

強い信念を育てるには、日々、自分との約束を必ず守り続けること。
その約束は小さいことからでいい。

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